【暮らすように旅する上海②】異国情緒を楽しみながら、ゆったり街歩き

上海の魅力は高層ビルや夜景だけではありません。少し路地に入ると、ヨーロッパのような街並みや、歴史を感じる建物たちが静かに息づいています。

今回は、そんな“上海らしさ”を感じながらのんびり歩いた、私のお気に入りエリアを3つご紹介します。

張園(ジャンユエン)|歴史とモダンが交差する空間

南京西路駅の近くにある張園は、かつての上海の代表的な建築「石庫門(せっこもん)」をリノベーションして生まれ変わったエリア。歴史を感じるレンガの壁やアーチ型の窓がそのまま残りつつ、今はおしゃれなカフェやブティックが並ぶ空間になっています。

観光地というよりは、地元の人たちの暮らしに溶け込んだ落ち着きがあり、歩いているだけで心地よくなります。「こんなところに住んでみたいな」と思わず妄想してしまう、そんな素敵な場所でした。


巨鹿路(ジュールールー)|上海の中の“小さなヨーロッパ”

巨鹿路は静安寺エリアのすぐそばにありながら、一歩入ると急に空気が変わる不思議な路地。低層の建物に並ぶベーカリーや雑貨店、ゆるやかに流れる時間。ヨーロッパの裏通りを散歩しているような気分になります。

朝の光が差し込む道を、コーヒー片手にのんびり歩く――そんな時間が旅の一番の贅沢だと感じさせてくれました。

今回の旅で何度も訪れた静安寺エリア。巨鹿路のほかにも、静安寺エリアと中山公園エリアをつなぐ愚園路(ユーユーエンルー)や静安寺駅のすぐそばにある静安公園を散歩したり、デパ地下が充実している久光百貨で食材の買い物をしたり、ハイブランドのブティックがそろう静安ケリーセンターでウィンドウショッピングしたり…。大人が楽しめる街という雰囲気があり、とても居心地がよかったです。


蔦屋書店|文化と静けさに包まれる、心地よい空間

蔦屋書店の上海1号店が、上生新所(シャンシェンシンスォ)というエリアにあります。一番近い地下鉄の駅は「延安西路」。この駅から20分ほど歩く少し離れた場所にありますが、散歩するにはちょうどよい距離。

かつてコロンビアカントリークラブだった建物をリノベーションしたそうで、異国情緒漂う空間、静かで心地よい時間を味わえます。「また来たいな」と思わせてくれる場所でした。

蔦屋書店の周辺には個性的なカフェがいくつもありました。写真で紹介するのは、旧アメリカ海軍クラブのプールを囲むカフェ。眺めるだけでも楽しいですね。


有名な観光地だけではない、静かに心が動くような景色に出会えるのが、街歩きの魅力。急がず、「暮らすように旅する」気持ちで歩いてみると、旅の記憶はもっと深く残る気がします。

次回は、そんな街歩きの途中で立ち寄った“カフェめぐり”をご紹介します。


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