「クロード・モネ ― 風景への問いかけ」移ろう自然の光を感じる風景

アーティゾン美術館で開催されている展覧会「クロード・モネ ― 風景への問いかけ」に行ってきました。

モネの没後100年という記念の年の展覧会。展示されている作品には、日本初公開のものもあり、見ごたえのある展覧会でした。

展覧会の見どころ

クロード・モネは印象派を代表するフランスの画家。作品のなかでは、特に晩年の連作「睡蓮」が有名です。

モネの重要な作品を多数所蔵しているオルセー美術館。モネの絵画作品は76点あるそうです。今回はその中から、選りすぐりの41点が来日。日本初公開作品も含まれています。

展覧会では、さまざまな場所、さまざまな技法で制作されてきたモネの作品の変遷、そして晩年の連作「睡蓮」にどのようにつながっていったのかを、年代順にたどることができます。

さらには、モネに影響を与えた画家の作品や、写真、浮世絵なども展示されています。

オルセー美術館所蔵の作品に国内の美術館や個人所蔵作品を加えた、合計約140点の展示。とても見ごたえのある展覧会です。


展示作品の紹介

展示室に入ると、一気にモネの世界へ引き込まれました。強く印象に残っている作品を、いくつかご紹介します。

冬の静けさと美しさを感じる作品。色合いがとても素敵で、ずっと眺めていたいと思いました。

かささぎ

雪景色のなかに一羽のかささぎ。白い世界のなかに光を感じる作品です。

モネ没後100周年に合わせ修復された作品で、収蔵先のオルセー美術館よりも先に、今回の展覧会で「世界初公開」されました。

昼食 

日本初公開の作品で、幅が2mを超える大作です。

モネがパリ近郊のアルジャントゥイユで暮らしていた頃のひと場面。色彩が豊かで平和な日常を感じます。人物よりも光が差すテーブルが印象的でした。

サン=ラザール駅

パリにあるサン・ラザール駅を、モネは連作で12点描いています。これは、オルセー美術館が所蔵する1点です。

蒸気にかすむその先の風景を想像しながら鑑賞しました。

パリ、モントルグイユ街、1878年6月30日の祝日

パリ万国博覧会の成功と、平和・労働を祝う、国民の祭典の様子を描いた作品。

揺れ動くトリコロールの旗と黒い群衆。形が明確に描かれていないからこそ、その熱気が伝わってきます。

ヴェトゥイユの解氷とラヴァクールの風景

セーヌ川の冬の景色。手前の氷の塊に寒さを感じ、その奥の小さな氷の断片や水面にうつる地上の風景にあたたかさを感じます。

戸外の人物習作―日傘を持つ右向きの女

女性の曖昧な表情やぼやけた輪郭、白いドレスの陰影や色の重なりから、光や風を感じる作品です。パラソルの裏側の緑が印象に残ります。

ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光

モネは息子ミシェルが留学していた英国のロンドンに滞在し、「国会議事堂」の連作を描き始めます。ロンドンの霧がつくりだす、複雑な光の効果が描かれていて幻想的です。

睡蓮の池、緑のハーモニー

バラ色の睡蓮が咲く池に、緑の木々がうつっています。日本風の橋や柳の木から、日本への憧れを感じる作品です。


カフェで余韻にひたる

移ろう自然の光や色彩を感じるモネの絵画。ひとつひとつの作品がどれも魅力的で、あっという間に時間が過ぎました。

鑑賞後は、美術館併設のミュージアムカフェで余韻にひたることに。

モネの絵画”ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光“をホワイトチョコレートの飾りで表現した”マスカルポーネムースとクレームエペスアイス”です。

まるでアートのような美しさ。

マスカルポーネムースはふわっとした食感で、優しい甘さ。アイスはジェラートのようなやわらかさで、あっさりとした味わい。とても美味しいスイーツでした。

モネの絵画の余韻にひたりながら、心地よい時間を過ごすことができました。


「クロード・モネ ― 風景への問いかけ」は、人気の展覧会です。

この日は平日にもかかわらず、多くの人が訪れていました。

これから展覧会に出かける方は、チケット購入窓口の混雑や当日券完売の可能性もあるので、事前にオンラインチケットを購入されたほうがいいかもしれません。

カフェを利用されたい方も、事前に予約されることをおすすめします。

クロード・モネ ― 風景への問いかけ
開催期間|2026年2月7日(土) ‒ 5月24日(日)
開催場所|アーティゾン美術館
アクセス| 東京都中央区京橋1-7-2 JR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分
展覧会公式サイト|モネ没後100年 クロード・モネ ー風景への問いかけ|アーティゾン美術館
カフェ公式サイト|アーティゾン美術館カフェ


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