ダイヤモンド・プリンセス号、2020年2月 日本で初めての新型コロナウイルス集団感染。
「フロントライン」は、このときの当事者に綿密な取材を重ね、事実に基づいてつくられた映画。主要な登場人物には実在するモデルがいます。

登場人物のモデルと真実
主要な登場人物のモデルは誰なのか? 気になって調べてみました。
DMAT指揮官 結城 英晴(小栗 旬)
モデルは、神奈川県DMAT調整本部長(当時) 阿南 英明さん
DMAT実働部隊のトップ 仙道 行義(窪塚 洋介)
モデルは、DMAT事務局次長 近藤 久禎さん
DMAT隊員 真田 春人(池松 壮亮)
モデルは、浜松医科大学医学部附属病院 救急部 助教 高橋 善明さん
厚生労働省の役人 立松 信貴(松坂 桃李)
モデルは、厚生労働省 医政局 保健医療技術調整官(当時) 堀岡 伸彦さん
クルーズ船のフロントデスク・クルー 羽鳥 寛子(森 七菜)
モデルは、元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスク・クルー 和田 祥子さん
モデルとなったみなさんが取材で伝えた当時の会話やエピソードなどが、映画のなかでそのまま使われているそう。この映画は、まさにあのときの「真実」なんだと思いました。
思い出したあのときのこと、そして映画を観て思うこと
映画を観て、あのときのことを鮮明に思い出しました。
あのとき、自分はどうだったか…
目に入ってくる映像や伝わってくる情報が、現実のこととは思えず、まるで映画の中の出来事のよう。
連日の、誰かを、何かを、責めるようなメディアの報道。そのターゲットは刻々と変わる。
SNSに流れてくる、専門家といわれる人たちの見解。考え方は人それぞれ。何が正しいのか、さっぱりわからない。
そのような中で、乗船されている方の、クルーのみなさんへの感謝の言葉や、こんな風に過ごしていますといったツイートに気持ちが落ち着いたことを覚えています。
映画をみてわかったこと。
あのとき当事者として関わったみなさんは、「ルールだから」ではなく、命を救うために、人道的に何が正しいのか、何ができるのかを、自問自答しながら、あるいは互いに問いを投げかけながら、判断し、行動されていたということ。
その姿に深く感動するとともに、あらためていろいろと考えさせられました。
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