50代のときのリノベーション。これまで2つの記事でご紹介しました。
50代のリノベーション|①夫婦ふたりのゆったり空間
50代のリノベーション|②動線と収納はこう変わった!
今回は、リノベーション成功のコツ、かかった費用、10年以上経って思うことをお伝えします。
リノベーション成功のコツは?
わが家のリノベーション、10年以上経っても居心地の良さが変わっていない。振り返ってみると、リノベーションが成功したのには、大きく2つのポイントがあったように思います。
1.信頼できるプランナーさんに出会えたこと
リノベーションを考え始めたとき、まずはネットでたくさんの事例を見て回りました。その中から「こんな雰囲気が好きだな」「ここまでできるんだ」と思える事例を多く手がけていた会社に見積もりをお願いすることに。
自宅を訪ねてくださったプランナーさんが、なんと気に入っていた事例を担当されていた方でした。
打ち合わせの中で、こちらの思いや理想をとても丁寧にくみ取ってくださり、初回の提案内容がまさに「これ!」という仕上がり。その時点で「この方にお願いしたい」と心が決まりました。
相見積もりを取ることなく、信頼できるプランナーさんにお任せできたのは、私たちにとって大きな成功の要因だったと思います。
2.実現したいことを、事前に整理して優先順位をつけたこと
リノベーションでは、あれもこれもと希望が膨らみがちですが、すべてを実現するのは費用や構造の制約もあって、なかなか難しいものです。
そこで私たちは、あらかじめ「どんな暮らしをしたいのか」を整理し、「絶対に実現したいこと」と「できれば叶えたいこと」に分けてリストにしていました。
最優先は「夫婦ふたりがゆったり暮らせる空間」「効率的な動線」「充実した収納」。
さらに、「LDKの壁と床は自然素材にする」「玄関は自転車が置ける広さに」「浴槽は少し大きめに」なども優先度の高い項目として伝えました。
一方で、「寝室の壁と床も自然素材にしたい」「浴室を窓がある位置に移動したい」といった希望は、費用面や構造上で難しそうだったので、優先順位を下げることに。
こうして整理していたおかげで、もし実現できないことがあってもストレスを感じることはなく、
むしろ限られた中でベストな提案をしてもらえたと感じています。
実際、寝室の壁はクロスになりましたが、床はLDKと同じ自然素材を使うことができました。「ここまでできたら十分!」という満足感があり、優先順位づけの大切さを実感しました。

リノベーションの費用は?
リノベーションの費用は893万円。それに、仮住まいと荷物の保管、家具・電化製品・カーテン・雑貨などの購入にかかった費用を加えると1,068万円でした。

リノベーション費用は、10年以上前のことなので、今はこの金額では難しいかもしれません。
その他費用のうち、仮住まいにかかった費用が大きいのですが、これは都内の家具付きマンションを借りたため。当時ふたりとも勤務地が東京都内だったので、この期間だけでも千葉を離れて、通勤が楽なところで暮らそうということになりました。
家具や電化製品は新しく買ったものは少なく、大きな金額にはなりませんでした。
費用の一部は銀行のリフォームローンを活用したのですが、玄関や水回りをバリアフリーにしたことで、優遇金利で借りることができました。
10年以上経って思うこと
リノベーションしたのは2013年の夏。気づけば12年が経ちました。
今思うのは、「あのときリノベーションしてよかった」ということ。
もちろん、汚れが目立ってきたり、床や壁に傷ができたり。そして、やっぱり物は増えていく…。そんな変化も楽しみながら、暮らしています。
床・壁の傷や変色は、ヴィンテージ感に
床や壁には、あちこちに傷や変色が。でも自然素材なので、それがまたヴィンテージ感をかもしだし、良い雰囲気に!

水回りの設備は”きれい”を保っている
システムキッチン、洗面台、浴槽、トイレなどは、多少の汚れはでてきています。でも、大人ふたりだけの生活だからか、まだまだきれい!

ものは増えたけど、居心地のよさは変わらない
リノベーション当時と比べると、LDKにはものが増えています。でも、ゆったり空間は維持。当時と変わらずとても居心地がいいです。

わが家のリノベーション、今回ブログで紹介するにあたり、当時のことを懐かしく思い出しました。
私たち夫婦の理想とする居心地のよい住まいをつくりたい。それを実現するリノベーション。もしかすると、今までの人生で一番ワクワクするイベントだったかもしれません。
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