前回に続き、わが家のリノベーションの話です。
リノベーションで実現したかったのは、夫婦ふたりがゆったりと寛げる空間をつくること。そのことは前回お伝えしたとおりです。
前回の話はコチラ…50代のリノベーション|①夫婦ふたりのゆったり空間
ほかには、動線を効率化したい、収納を充実させたいという思いも。どちらも、プランナーさんのアイデアで実現することができました!
動線を見直して、ストレスのない暮らしを!
以前は、洗面所や浴室に行くにも、トイレに行くにも、いったん廊下にでるという動線。面倒だし、冬は寒くていやだなあと思っていました。
そこで、思い切って廊下をなくし、洗面所・浴室を家の中心に移動。寝室と玄関ホールの両方から直接入れるようにしました。
トイレはLDKのなかに取り込みました。寝室からも近い位置なので、LDKからも、寝室からも、利用しやすくなりました。


朝の身支度や帰宅後の移動のストレスがなくなり、とても快適!家の中の寒暖差が少ないのも助かります。
収納を充実させて、すっきりとした空間を!
もとの間取りと、いまの間取り、造り付けの収納がどう変わったか。間取り図に色をつけて比べてみました。
収納は大幅に増えたわけではありませんが、用途に応じ、使いやすい場所に、必要な大きさで配置することができました。

玄関まわりの収納
玄関からリビングの入り口まで、棚の高さを自由に変えられ、さまざまな用途に使える収納を設置してもらいました。
半分は靴の収納に使い、残り半分は日用品、ドリンク、防災グッズなど、さまざまなものを収納。ハンガーラックも設置してもらったので、よく着るコート類はここに収納しています。

それまでは、下駄箱に靴が入りきらず、玄関にだしっぱなしになっていたり、季節によって履かない靴は押入れにしまったり。いまはすべての靴を並べて収納できるので、すっきり!面倒な入れ替えも不要になりました。
ウォークインクローゼット
寝室奥のウォークインクローゼットには、夫婦ふたりの服と、バッグや小物、そのほかにも扇風機やファンヒーターなど季節家電を収納しています。

以前は、造り付けのクローゼットだけでは足りず、和室の押入れにつっぱり棒をつけてクローゼットがわりにしたり、それでも足りずに洋服タンスを置いたりしていました。
このウォークインクローゼットに集約できたことで、朝の身支度や帰宅後の着替えがとても楽に。ワードローブが一目瞭然なので、無駄な買い物もしなくなりました。
キッチンのカップボード
カップボードは、造り付けにするか、市販のものを購入するか、最後まで悩みました。市販のものを購入するほうが価格は安い。でも収納力やデザイン性を考えると、造り付けのほうが魅力的。地震対策としても安心です。
それで、少し予算オーバーになってしまいましたが、造り付けのものをオーダーすることに。天井まである上部の収納は、下から2段目までは手が届くので日常使いの食器を、3段目は使用頻度の少ない食器を置いています。

食器の収納にはこのほかに、システムキッチンの引出しも使っています。それでちょうどよいスペースが確保できています。
ダイニングのオープン棚
ダイニングテーブルの後ろに、足場板をつかったオープン棚をつくってもらいました。この棚はいろいろな用途に使っていますが、一番下には無印良品のかごを活用し、書類、取扱説明書、雑誌などを分類収納しています。

この収納のおかげで、「リビングやダイニングに物があふれる」という事態を回避できています。
寝室のふとん収納
1LDKにするにあたって、迷ったことがひとつあります。
「娘たちが泊まる場所ないよね、どうする?」
その解決策として、「リビングを寝室として使う」ことにしました。娘や孫が泊まるときは、ソファやテーブルを移動して寝室仕様に!みなでワイワイ楽しそうにしながら、夜はぐっすり眠っています。
そのときに使うマットレスやふとんは、私たちの寝室の収納に。奥行と幅をちょうどよいサイズにしてもらいました。

リノベーションで実現したかった「動線を効率化したい」「収納を充実させたい」は、期待以上になりました!
そして、この動線と収納については、プランナーさんの紹介で雑誌の取材を受けることに。もう10年以上前ですが、「捨てられない人のリフォームと片づけ方」というムック本に掲載いただきました。

すてきな記事にまとめていただき、リノベーションのよい記念に!
次回は、あれから10年以上たってどんな変化があったかと、リノベーションの成功のコツや費用についてお伝えします。
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