私は2020年に定年を迎え、その後、今年の4月まで再雇用で働いていました。
定年後の給与は、以前ブログでお伝えしたとおり半減…。
定年後再雇用で給与は半分に。そのときに私が感じたモヤモヤ
そこで、支出を見直すことにしたのですが、あっさり減らすことができたものと、難しかったものが。そこで今回は、何を減らせて、何を減らせなかったか、その理由も一緒にお伝えしようと思います。
減らそうと思ったものは…
私は定年で給与が減少しましたが、3歳上の夫は、定年後も給与は減ることなく働き続けている。減らすのは、私の個人的な支出にしようと思いました。
月平均で5,000円以上使っているものを洗い出して、金額順に並べると…

これを合算すると、月平均で10万円以上。しかも、かなりオーバーしていました(汗)
50代は仕事の責任が重くなり、それにともない給与は増えたのですが…。ストレスも相当だったので、自分へのご褒美や、ストレス解消のための支出が増加。そのことは、自覚していました。
ゼロにできたのは?
支出をゼロにできたものは、2つ。

定年を迎えた2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大が。それをきっかけに、テレワーク中心の働き方に変わりました。
ネイルにお金をかけても、自己満足になるだけ。
自宅でヨガをやったり、こまめにストレッチすれば、マッサージにいかなくても体の凝りはほぐれる。
この2つは、あっさりやめることができました。
減らすことができたのは?
ゼロにはならないけれど、減らせたのは5つ。

外食・カフェ
定年前は毎日出社していて、朝はスタバに寄るのが習慣になっていました。そして、昼食と夕食は、ほぼ外食。それに加えて、飲み会も。
美味しいものを食べたり飲んだりすることは、自分へのご褒美。ストレス解消のためにも必要と思い、金額を気にせずに使っていました。
定年のタイミングで、ほとんどの日はテレワーク。役職からもはずれてストレスは軽減。自然と外食やカフェにかかる支出は少なくなりました。飲み会も、コロナ禍をきっかけに機会が減りました。
洋服・靴
定年前は、クライアントとの打ち合わせや商談など、それなりの服装が求められる場面が。洋服や靴は、仕事用とプライベート用に分けて購入していました。
「仕事に必要だから仕方ないよね」と自分に言い訳しながら、買い物を楽しみ、ストレスを解消していたような気がします。
定年後は役職からはずれ、業務の内容も変わったので、プライベート用の服装でも問題なし。洋服はユニクロ率が高まり、靴はスニーカー率が高まって、自然と支出は減少しました。
サブスク
サブスクリプション(サブスク)って、気づかないうちに増えていくんですよね。そして、何にいくら支払っているのかも、わからなくなる…。
そこで、いったん棚卸。続けるものと解約するものを仕分けました。
解約したもので一番料金が高かったのは、日経新聞電子版。当時、月額4,200円でした。仕事に必要と思って購読していたのですが…。定年後は無料ニュースサイトの情報で十分と思い、解約することにしました。
そのほか見直したのは、動画配信サービス。いくつも利用していたので、利用頻度の高いNetflixとU-NEXTの2つだけを継続し、ほかのサービスは解約することに。
携帯
長年、携帯キャリアはSoftbankを利用していました。変えるのが面倒という理由だけで、ずっと続けていたんですね。料金は毎月8,000円~10,000円。
これを楽天モバイルに変えたところ、毎月の料金は1,000円~3,000円。しかも、楽天ポイントで支払うことにしたので、実質ゼロ円!
楽天ポイントは、楽天カード、楽天市場、楽天トラベル、楽天証券などの利用で、毎月5,000ポイント以上獲得。これを支払いにあてることにしました。
保険
保険は、掛け捨ての死亡保険と医療保険、終身型のがん保険に加入していました。死亡保険と医療保険は、ある程度貯蓄も増えたので、必要ないと考え解約。
がん保険は迷いました。日本人の二人に一人はがんにかかるそうなので。でも、なんとか保険料を減らせないかと考え、これまでの保険は解約。初回診断時に100万円支給されるだけの、シンプルながん保険に入りなおしました。
入院給付、手術給付、その他特約がたくさん付いているがん保険は、よさそうに思えますが、保険料は高くなります。そして、給付金を受け取るには、病院でつど診断書をもらう必要があり、そのためには費用と手間と時間がかかります。そう考えると、一括で一度もらえればいいかなあと。
減らすことが難しかったのは?
最後、支出を減らせなかったもの。2つありました。

美容室
美容室へは1か月に一度、カット、カラー、トリートメントのために通っています。この間隔を2か月に一度、それが無理なら1か月半に一度にしようと思ったのですが…。
1か月たつと、髪が伸びてうねってくることと、白髪が目立ってくることがすごく気になって。鏡にうつる自分を見るたびに、気分が落ち込みました。
だったら料金の割安な美容室に変えようかとも思いましたが、10年以上通っている居心地のよい美容室。そこで過ごす時間は、癒しにもなっています。
気持ちを前向きに楽しく暮らすため、これは必要経費。そう考えて、現状維持に!
化粧品
普段のメイクは、基礎化粧品のほかは、ファンデーション、アイブロウ、口紅くらい。支出を減らすのであれば、基礎化粧品の見直しです。
30代の頃から、基礎化粧品はアルビオン。乳液や美容液は年齢を重ねるとともに、商品ラインを変えたりしましたが、化粧水はずっと”薬用スキンコンディショナー(略称:スキコン)”を愛用しています。
スキコンはアルビオンのロングセラー商品。さっぱりとした使用感で、スーッと肌に浸透していくような感覚が好きなんですよね~。
試しに、基礎化粧品を割安なブランドのものに変えてみたのですが…。やっぱりスキコンが恋しくなって、アルビオンに戻ってきてしまいました。
化粧品も美容室と同じように、気持ちを前向きにするための必要経費ということで!
支出の見直しで学んだこと
定年を迎えたときの支出の見直し。ちょうど働き方がテレワーク中心に変わったこと、役職からはずれてストレスが減ったことで、それほど苦労せずに減らすことができました。
逆に言うと、毎日出社していたことや、仕事の責任が重くなったことが、支出が増える原因になっていたんですね~。
今年リタイアして、収入はさらに減少。でも、リタイアしたからこそ、楽しみたい。そう思って、支出のさらなる見直しはしていません。これまで貯めたお金を使って、元気なうちは楽しもうと思っています。
支出の見直しで学んだこと。それは、すべての支出を減らそうと思わないこと。
これからの暮らしを楽しむために、何を大切にしたいか。その価値観に合わせて、節約するところと、思い切って使うところ、そのメリハリをつけることが大切だと思いました。
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