千葉県に甚大な被害をもたらした「令和8年8月 千葉豪雨」。
被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
私は千葉市に住んでいますが、幸いにも浸水や冠水による被害はありませんでした。それでも、身近なところに、今なお被害の爪あとが残っています。
そして、千葉市全体や、さらには県全体を見渡すと、その被害は大きく、復旧には時間がかかりそうです。
当日、夫の言葉に救われた
当日のわが家の状況です。
この日は天気予報をみて「雨が降る」とわかっていました。
それで、雨が降らないうちにと思って、午前の早い時間に車で買い物へ。ところが行きは降っていなかったのに、買い物をしている10分ほどの間にどしゃ降りの雨が。
傘を持たずに出かけたので、少しスーパーの中で待って、降り方が弱まったタイミングで駐車場にダッシュ。なんとか帰宅しました。
その後も、雨は強くなったり、弱まったり、やんだりの繰り返し。
実はこの日、夫が入院していて、夕方に車で病院に出かける予定にしていました。ところが、午前中に夫から連絡があり、「雨が強いようだから、無理して来なくていい」と。
もちろんこのタイミングでは、その後の「レベル5大雨特別警報」までは想定していなかったのですが…
買い物に出かけたときのどしゃ降りがすごかったこともあって、夫の言葉に従い、出かけないことにしました。
今思うと、夫の「来なくていい」という言葉が私を救ってくれました。
というのも、翌日車で病院に行ったのですが、病院に向かう道路の冠水被害がひどく、あちこちに動かなくなった車が放置されていました。なかには交差点のまんなかに放置されている車も。
もし出かけていたら、わが家の車もそのうちの1台になっていたかも…
本当に出かけなくてよかった…
千葉市から発信された情報
というわけで、その日の午後はずっとひとりで家にこもっていました。
夕方になり、雨はどんどん強くなり、雷が鳴り響き、線状降水帯も発生しました。
スマホには次々とアラートが。あっという間にレベルが上がっていきます。
17時44分 レベル3大雨警報・レベル2土砂災害注意報・雷注意報
18時00分 レベル3大雨警報・レベル4土砂災害危険警報・雷注意報
18時15分 レベル4大雨危険警報・レベル4土砂災害危険警報・雷注意報
警報と同時に、千葉市からLINEでハザートマップのURLが送られてきて、危険地域に住む人は避難してくださいと。そして避難場所についての案内がありました。
わが家は危険区域と危険区域外の境ぐらいにあるのですが、マンション住まいで1Fではないため、もし浸水があっても家の中にいれば大丈夫だろうと思いました。
そして、窓から外を眺めてみると、雨は強く降っているものの、その雨は素早く道路から流れだしていき、溜まっていく様子はありませんでした。
そして19時00分には、ついに「レベル5大雨特別警報」が。
自宅周辺の道路を窓から確認すると、降った雨が勢いよく流れています。でも冠水する様子はなくひと安心。
この頃、帰宅困難者の一時滞在施設の案内もありました。
こちらから情報を探しにいかなくても、次々と発信される市からの情報で、「今何が起きているのか、それにどう対処されているのか」が把握でき、警報のレベルが上がっても大きな不安を感じずに過ごすことができました。

1週間が過ぎて
あの日から1週間が経過して、千葉市内は日常を取り戻しているかのようにみえます。
2,500台にも及ぶ市内の放置自動車。交通の支障となる車はレッカー移動されました。そして、休業していた商業施設は営業を再開。
でも、実際は…
放置自動車は、市役所の駐車場など一時保管場所に移されたものも多く、全台所有者のもとに戻ったわけではありません。そして、所有者に戻ったとしても、その車が動くようになるわけではなく…
千葉駅の駅ビルにある、浸水被害の大きかった商業施設。1週間も経たずに営業を再開したものの、一部の店舗はいまだ休業。

地下にいくエスカレータもまだ修理中。

そして、営業再開した店舗も冷蔵設備が使えなかったりして。

商業施設だけでなく、マンションなどでも浸水による設備の不具合で、停電・断水が続いているところがあり、復旧には時間がかかるようです。
JR外房線もまだ一部復旧していない区間があり、代行バスが運行されています。外房線沿線には都内まで通勤されている方も多く、大幅に時間がかかる代行バスでの通勤は大変だと思います。
千葉市からは毎日さまざまな情報がLINEで届きます。罹災証明書や災害見舞金などの申請、放置車両の対応状況、災害ゴミの受け入れ、ボランティアによる支援など。
そして、残念なことに「災害後の混乱に便乗した悪質商法」への注意喚起も。点検商法やロードサービスなど高額請求される事例が発生しているそうです。こういうの、本当に腹立たしいですね。
これまで経験したことのない都市型災害で、甚大な被害をもたらした「令和8年8月 千葉豪雨」。
この1週間、自治体をはじめ、多くの方々のご尽力により復旧が進みました。それでも、まだまだこれからです。
被災された皆さまが、1日もはやく元の生活に戻れますようお祈りいたします。
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