「ピカソ meets ポール・スミス」展――心躍る空間で、新しいピカソに出会う

国立新美術館で開催中の「ピカソ meets ポール・スミス ――遊び心の冒険へ」に行ってきました。

ピカソとポール・スミスのコラボレーション!?
想像しただけで、ワクワクしますね。

実際に訪れてみると、色鮮やかな会場に心が躍り、ピカソの作品が新鮮な輝きを放っているように感じました。

ピカソ meets ポール・スミス ――遊び心の冒険へ

この企画展は、2023年パリで開催されたピカソ没後50周年記念の特別展「ピカソ・セレブレーション:コレクションに新たな光を!」をもとにしたもの。

英国人デザイナーのポール・スミスが、ピカソの作品にインスピレーションを得て、会場のレイアウトを考案。自由な発想に満ちた会場に、約80点の作品が展示されています。

会場は00~15までの番号が付けられた16のセクションに分かれていて、それぞれにテーマがあります。どのセクションも、新たな視点でピカソの作品を輝かせているように感じました。

展覧会パネル

印象に残ったのは…

特に印象に残っているセクションの様子と作品をご紹介します。

01|『ヴォーグ(流行)』中の芸術家

このセクションには壁面全体に雑誌「VOGUE(ヴォーグ)」の表紙がズラッと。思わず「わぁ~!」と声がでました。

ピカソはよく書物に絵を描き込んでいたそうで、ここには「VOGUE」に書き込まれたデッサンが展示されています。

VOGUE 会場の様子

03|バラ色の女性たち:《アヴィニョンの娘たち》への前奏曲

幾何学的表現で5人の女性像を描いたピカソの作品「アヴィニョンの娘たち」。このセクションには、その「アヴィニョンの娘たち」の習作を中心に展示されています。荒々しい印象ですが、なぜか惹きつけられます。

バラ色の女性たち 作品
バラ色の女性たち 作品

07|子ども時代

子どもを描いた作品が展示されているセクション。絵画の背景や服のパターンがそのまま壁面になっていて、その可愛らしさや斬新さに目を奪われました。

子ども時代 会場の様子
子ども時代 作品
子ども時代 作品
子ども時代 作品

09|ストライプ

このセクションには、ストライプを取り入れた抽象的な女性の肖像が、ストライプの壁面と同化するかのように展示されていました。

ストライプ 会場の様子
ストライプ 作品
ストライプ 作品
ストライプ 作品

13|ピカソのボーダーシャツ

このセクションには、写真家ロベール・ドアノーがピカソ邸を訪れて撮影したポートレイトとともに、ピカソのトレードマークとなったボーダーシャツが展示されています。

「白髪の薄い頭でボーダーシャツを着た男性」というピカソのイメージが定着したのは、ドアノーによるポートレイトの影響が大きかったそうです。

ピカソのボーダーシャツ

14|晩年:1969—1972

このセクションには、晩年のピカソの作品が展示されています。カラフルなボーダー柄の壁に飾られた作品は、迫力がありながらも、子どもの絵のように自由でのびのびとした印象を受けました。

晩年:1969—1972の作品
晩年:1969—1972の作品

15|展覧会のピカソ

最後のセクションには、ピカソの展覧会ポスターがぎっしりと。重ねて貼られていたり、しわが寄っていたり。なんだか楽しくなります。

ポール・スミスは、パリの街角などでランダムに貼られたポスターにインスパイアされて、この展示を考案したそうです。

展覧会のピカソ

ピカソとポール・スミスのコラボレーション、見ごたえがあって、とっても楽しかった!

そして、国立新美術館の建物も芸術的で素敵です。また面白そうな展覧会があれば、訪れようと思います。

国立新美術館 外観

ピカソ meets ポール・スミス ――遊び心の冒険へ
会場|国立新美術館 企画展示室2E
会期|2026年6月10日(水)~9月21日(月・祝)
休館日|毎週火曜日 ※ただし8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館
開館時間|10:00~18:00 ※毎週金・土は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
公式サイト|【公式】ピカソmeetsポール・スミス|国立新美術館(六本木)


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