映画『Michael/マイケル』――創造の瞬間と圧巻のパフォーマンスに感動!

映画『Michael/マイケル』を鑑賞しました。

今なお世界中に多くの熱狂的なファンがいるマイケル・ジャクソン。そんなマイケルの幼少期から全盛期を迎えるまでの半生を描いた伝記的な映画。

私は、マイケル・ジャクソンの熱狂的なファンではないし、思い入れもそれほどないので、映画の感想は薄いものになってしまうかもしれない。

それでも、この映画から受けた感動を残しておきたいと思いました。

映画「マイケル」パネル

映画の見どころ

この映画の見どころはたくさんあって、特にジャクソン5時代も含めて、マイケルのパフォーマンスシーンは圧巻!

若いころのマイケルを演じたジュリアーノ・ヴァルディ、大人になったマイケルを演じたジャファー・ジャクソン。二人とも、もちろん見た目は違いがありますが、そのパフォーマンスは当時のマイケル・ジャクソンを思い起こさせる素晴らしいものでした。

そしてもう一つの見どころは、父親からの強い抑圧、孤独を抱える日々のなかで、創造への激しい衝動にかられ、今も残る数々の楽曲やショートフィルムを創り出していくシーン。

華々しいステージ上のマイケル・ジャクソンだけでなく、その内面に抱える孤独や、心優しい人間性、そして唯一無二の才能を、この作品を通して知ることができます。


心に残るシーン

鑑賞してから2週間ほど経ちましたが、深く心に残っているシーンがいくつかあります。

父親の強い支配、そこからの脱却

マイケルの父・ジョセフは息子たちに厳しいレッスンを課し、「ジャクソン5」としてデビューさせます。その厳しいレッスンには体罰もあって、目を覆いたくなる場面も。

そんな父親の支配は、マイケルが大人になりソロデビューした後も続きます。ソロ活動を優先したいマイケルに対して、父親はマイケルの人気を利用しながらグループとしての活動を優先させようとします。

父親の支配から逃れたいマイケルですが、父親への恐怖と家族への愛から、結局はいいなりに。

それでも、あふれだす創造への意欲、実現したいビジョンにつき動かされ、ついに行動を起こします。

誰も止めることができないライブツアーのステージ上で、突然、「これが僕たちの最後」とグループ脱退を宣言。

大きな転機となるこのシーンには、胸がすく思いがしました。

新たな才能が開花!「スリラー(Thriller)」のショートフィルム

マイケルは、楽曲づくりだけでなく、映像の制作にも才能を発揮します。

新曲の宣伝用に制作されるMV(ミュージックビデオ)。当時もMVはあったけれど、内容はほとんど演奏シーン。そんな時代に「短編映画のような作品を作りたい」という思いを抱き、「スリラー」のショートフィルムをつくるアイデアを思いつきます。

約14分のショートフィルムは大きな話題となり、社会現象に発展。そして、アルバム「スリラー」は史上最高のセールスを記録することに。

マイケルは映画が好きで、チャップリンの映画を観ているシーンや、母親と一緒に怪奇映画を観ているシーンなどもありました。映画への思い入れや愛情が、ショートフィルムのアイデア発想につながっていったんだろうと思いました。

音楽と映像が融合した作品をつくる。マイケルのそんな発想が、いまは当たり前のように受け継がれている。そう思うと、感慨深いです。

本物のストリートギャングも参加! 「Beat it」ショートフィルムの撮影

「Beat it」のショートフィルム制作のシーンも見ごたえがあります。

本物の対立するストリートギャングを集め、撮影に参加してもらうというアイデアを思いついたマイケル。

現場は異様な緊張感につつまれ、一触即発の雰囲気です。実際、この撮影はとても危険な状況だったようです。

そんな空気を変えたのは、言葉での警告や警察の介入ではありませんでした。

大音量で流れる「Beat it」、マイケルやプロダンサーたちの圧倒的なパフォーマンス。敵対する相手に向かっていたストリートギャングたちの意識が、自然と音楽とダンスへ向かい、場の空気が変わっていきます。

「Beat it」という曲のメッセージは、「戦え」ではなく、無意味な争いに巻き込まれず「逃げろ」ということ。平和を願うマイケルの想いが込められています。

もちろんこの撮影で、ストリートギャングの対立が解消したわけではありません。でも、音楽やダンスの力が、一時的にでも対立の空気を和らげた事実には大き意味があったと思います。

「BAD」のライブパフォーマンスに感動!

映画の最後は、「BAD」のライブパフォーマンス。ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた伝説のライブを再現したシーンです。

まるでライブ会場にいるかのような臨場感!

マイケル・ジャクソンの甥でもあるジャファー・ジャクソン。模倣ではなくマイケル・ジャクソンの本質を自分なりに体現するため、2年間にわたりトレーニングを続けたそう。

マイケルのファンであれば、「似ているけど本人じゃない」ことに違和感を感じるかも。でも、それほど思い入れのない私には、ジャファー・ジャクソンのパフォーマンスに感動し、純粋に楽しむことができました。


ライブシーンやショートフィルム制作シーンに感動し、マイケル・ジャクソンの内面や人間性に触れることができた映画『Michael/マイケル』。

物語はこれで終わりではないようです。

二作目があるのであれば、マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーによる「We are the world」の創作秘話や、豪華メンバーによる感動の歌声を期待したいなぁ…


☆ランキングに参加しています。ポチっとしていただくと嬉しいです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ
にほんブログ村