8月中旬、夫が大腸ポリープ切除のため入院しました。
大腸ポリープは、大腸内視鏡検査で見つかったらその場で切除というケースが多いようで、実際私も何度か経験していますが、毎回検査と同時に切除。日帰りで大丈夫でした。
では、なぜ夫は入院になったのか。しかも、5泊6日も。そのあたりの話をお伝えしようと思います。
大腸ポリープ切除、私の場合
振り返ると、私がはじめて大腸ポリープ切除を経験したのは、今から9年前。56歳のときでした。
そのときから65歳までの9年間に、4回ポリープ切除を経験しています。
はじめての大腸内視鏡検査
きっかけは、会社の健康診断で便潜血検査が陽性になったこと。

それで、毎年「胃内視鏡検査」を受けている病院で「大腸内視鏡検査」を受けることに。
内視鏡検査の結果、2個のポリープが見つかりました。どちらも検査と同時に切除。そして、生体検査(生検)では問題なし。
このとき医師から言われこと。
「1つは1cmを超えていて、大きかったですよ。今回は大丈夫だったけれど、放置しておくと危なかったかもしれないですね」
つまり、大腸内視鏡検査を受けずにこのまま放置していたら、大腸がんになる可能性があったということです。
それ以前から「50歳過ぎたら、大腸内視鏡検査受けたほうがいいんですけどね」と、医師から言われていたのですが、どうも抵抗感があって…
でも実際に検査を受けてみると、下剤はそれほど不味くないし、検査に痛みも感じない。唯一憂うつなことは検査前から食事制限があることでしょうか。
こんなことなら、早く受けておけばよかったなと思いました。とにかく、少し大きかったものの日帰りですんだこと、悪性ではなかったことにホッとしたことを覚えています。
大腸内視鏡検査とポリープ切除の履歴
その後の検査とポリープ切除の履歴です。
―2017年 はじめての大腸内視鏡検査で2つのポリープが見つかり切除
―2018年 大腸内視鏡検査で小さなポリープが見つかり切除
―2019年 大腸内視鏡検査でポリープ見つからず
ポリープが見つからなかったので、検査は少しあいだをあけましょうということに。次に受けたのは2023年です。
―2023年 大腸内視鏡検査で小さなポリープが見つかり切除
―2024年 大腸内視鏡検査で小さなポリープが見つかり切除
―2025年 大腸内視鏡検査でポリープ見つからず
2年連続ポリープが見つかったものの、昨年は見つからなかったので、今年は検査なしになりました。嬉しい!
でも、9年間で4回も切除… 体質的にポリープできやすいのかな。
検査で見つかったポリープは、スネアと呼ばれる金属製の輪をポリープの根本にかけて切除してしまいます。痛みもないので、負担はそれほど感じません。
でも「またポリープができてた」と思うと、少し落ち込みますね。
医師からは、今後はポリープが見つからなくても2年に一度検査したほうがいいと言われています。来年検査を受けますが、ポリープができていないといいな…
大腸ポリープ切除、夫の場合
さて、今年はじめて大腸ポリープ切除を経験した夫の話です。
はじめての大腸内視鏡検査
きっかけは私と同じ、会社の健康診断で便潜血検査が陽性になったこと。
夫は会社近くの病院で大腸内視鏡検査を受けることにしました。
その病院でも、ポリープが見つかったらその場で切除する可能性があると言われていたのですが…
検査後に医師から言われたのは
「2つポリープが見つかりました。そのうちの1つがかなり大きくて、うちでは切除が難しいです。もし希望の病院があれば紹介状を書きます」
なんと、大きいほうは、2.5㎝ほどもあったようです。
大学病院でのポリープ切除と生検の結果
とうことで、自宅近くの大学病院に行くことにして、紹介状を書いてもらった夫。
ここからは、大学病院での通院と入院の記録です。
通院1回目 初診
紹介元の検診結果を踏まえて、今後の通院と手術の日程を調整。
通院2回目 検査
あらためて大腸内視鏡検査を。それとCT検査も受けました。
通院3回目 検査結果と手術の説明
夫の場合、ポリープが大きいことと、粘膜の下の方まで切除が必要なので、内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)と呼ばれる手術になるとのこと。

通院4回目 いよいよ入院
入院は手術の前日から5泊6日。手術は内視鏡を使うので、それほど時間はかからなかったそう。手術後しばらく安静でしたが、痛みもほとんどなく負担は感じなかったようです。
食事に関しては、手術前日の夕食から手術翌日までは絶食。点滴のおかげか、空腹を感じることはなかったそうです。その後、おもゆ、五分がゆ、全がゆと進んで退院になりました。食事以外の制限はないので、わりと自由に過ごしていたようです。
通院5回目 生検の結果と今後について
退院後2週間ほど経って、切除したポリープの生検の結果と今後についての説明がありました。
生検の結果は…「ごく初期のがんが見つかった」
この結果については、夫はある程度は覚悟していたのか、それほどショックを受けた様子はありませんでした。
実は、最初に大腸内視鏡検査を受けた病院でも生検はしたようですが、そのときは問題なし。ただ表面の少しの組織を検査しただけなので、絶対に大丈夫ということではなかったようです。
それでも、ごく初期のがんで追加の手術や治療は必要なし。このタイミングで切除できたのは、運がよかったのかもしれません。
「近くの病院でいいので、1年後に大腸内視鏡検査を受けてください」という医師からの言葉で、大学病院への通院は終わりました。
大腸内視鏡検査の大切さ
夫婦ともに大腸ポリープ切除を経験したわけですが、今思うことは「大腸内視鏡検査は早めに受けたほうがいい」ということ。
便潜血検査で陽性判定がでても、「2日のうち1日だけだったから」とか、「来年の検査まで様子をみよう」などと考えて、放置する人が多いという話を聞いたことがあります。
私の場合、陽性になった段階で1cm超えのポリープが。夫の場合は2.5cmにもなっていて、しかもすでにがん化していました。大腸ポリープは大きくなるほど、がん化する可能性が高くなるようです。
もちろん、便潜血検査が陽性判定だとしても必ずポリープができているわけではありません。それから、もしポリープができていても、そのポリープが必ずがん化するわけでもありません。
それでも、そういった可能性があるのであれば、早く検査を受けた方がいいですよね。
一方で、ポリープやがんができていても、必ず便潜血検査が陽性になるわけではない… そう考えると、大腸がんリスクが顕著に高まる50代になったら、便潜血検査の結果にかかわらず、大腸内視鏡検査を受けたほうがいいのかもしれません。
私たち夫婦は、これからも定期的に大腸内視鏡検査を受けることになります。そして、きっとまたポリープが見つかって切除することも。
それで大腸がんの予防や早期発見ができるのであれば、安心ですね。
大腸ポリープを日帰りで切除した私の場合と、入院して切除した夫の場合についてお伝えしました。
大腸ポリープは、ほとんどの場合日帰り切除が可能なようですが、その大きさや形状によっては入院が必要になります。入院期間は1泊の場合もあれば、夫のように長くなる場合も。
どちらにしても、まずは大腸内視鏡検査を受けることが大切ですね。
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